14日、衆院が解散され、衆院選(19日公示、31日投開票)に向けた各党の論戦が本格化する。岸田政権発足後、初となる大型国政選挙で有権者は国や地域の針路をどう選択するか。新潟日報社は新潟県内6小選挙区の有権者24人に対し、約9年に及ぶ自公政権の評価を聞いた。安倍晋三元首相の看板政策「アベノミクス」について、「恩恵があったのは一部のみ。景気回復の実感はない」と厳しい意見が目立った。衆院選では与野党が格差是正に向けた公約を打ち出し、争点の一つになっている。

▽アベノミクス

 「投資信託をやっていたので株価が上がったことは実感できた。ただ、給料は上がらず、可処分所得は減っている」と話すのは南魚沼市の農業...

残り968文字(全文:1268文字)