新型コロナウイルスの影響で夜の街から宴会が消えた。居酒屋などアルコールを提供する店は苦しい経営を強いられている。国はプレミアム付き食事券「Go To イート」などで飲食業界を支援しているものの、かつての客足は戻らない。「もう我慢の限界」。感染状況が落ち着きを見せ、県独自の警報が解除されても、関係者の嘆きは続く。
県独自の警報解除後の16日、新潟市中央区東中通1の欧風居酒屋「ティオペペ」は午後6時の開店直後から数人のグループが訪れ、感染対策で席を減らしている三つのテーブルが埋まった。
「ようやく街に出る人が増え、活気を感じる」。胸をなで下ろす店主の渡辺敏之さん(50)だが、18年続けてきた店を...
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