上越市で支持を訴える6区の候補者。上から梅谷守氏、高鳥修一氏、神鳥古賛氏
上越市で支持を訴える6区の候補者。上から梅谷守氏、高鳥修一氏、神鳥古賛氏

◇新潟6区立候補者(届け出順、敬称略)
梅谷  守(47) 立憲民主党・新人
高鳥 修一(61) 自民党・前職
神鳥 古賛(53) 無所属・新人

 野党共闘態勢で臨む立憲民主党新人の梅谷守氏(47)と、5選を目指す自民党県連会長で前職の高鳥修一氏(61)が激しく競り合う。市長選・市議補選と併せ「トリプル選」となった大票田・上越市での支持拡大が勝敗の行方を左右するとみて、両陣営とも同市で総力戦を展開している。

 新潟日報社が共同通信の電話調査を基に探った序盤情勢では、梅谷氏が野党勢力の強い上越市でやや先行。保守地盤の厚い糸魚川、十日町両市は接戦となっている。両氏ともそれぞれの政党支持層を固めつつあり、終盤戦に向け、無党派への浸透が鍵となる。

 3度目の挑戦となる梅谷氏は進退をかけた「背水の陣」だ。田んぼで農作業中の有権者を見つけると選挙カーを降りて駆け寄るなど懸命の訴えを続ける。

 共闘する立民、共産、社民の支持層に加え、序盤では無党派層の4割にも浸透していた。選対幹事長の山岸行則・元上越市副市長は「国政批判が予想以上に届いている」と分析する。

 屋内での大規模集会は開かず、無党派層を意識した街頭活動に重点を置く。消費税減税や戸別所得補償制度復活に加え、「クリーンな政治を実現したい」と政権交代の必要性を訴える。

 前回選で票が伸びなかった十日町、糸魚川で接戦に持ち込んでいるが、選対本部長の森裕子・立民参院議員は「現職には底力がある」と危機感を緩めない。都市部で無党派層のさらなる掘り起こしを目指す。

 一方、高鳥氏は23日、上越市の街頭で「本当にギリギリの状況。力を貸してください」と懸命に呼び掛けた。安倍晋三元首相と花角英世知事が来援。国、県とのパイプをアピールした。

 県議や保守系市議、経済界の支援を受けた組織戦を展開。農林水産副大臣などの実績を前面に「与党の議員でなければ、地域の発展はない」と訴え続ける。

 上越市では前回、梅谷氏に7500票の大差を付けられた。活動の様子をネット中継するなど無党派層や若年層へアピールし、大票田での巻き返しを図る。

 衆院議員を11期務め、2年前に死去した父修氏の出身地・糸魚川での票の積み上げが至上命令だ。「ここで勝てなければ、小選挙区での勝利はない」と糸魚川選対本部長の中村康司県議。地元市議や業界団体をフル回転させている。

 無所属新人の神鳥古賛氏(53)は、上越市などで街頭演説をしている。

=おわり=