31日投開票の第49回衆院選で、新潟日報社は23~26日、新潟県内6小選挙区を対象に電話による世論調査を実施し、各区での取材も加味して選挙戦終盤の情勢を探った。1区と5区で野党共闘候補がリードを保っている。2区では自民党候補が安定した戦いで、野党2候補を突き放している。3区も自民党候補がわずかに先行。4区と6区は与野党候補が横一線で並び、互角の戦いを展開している。ただ、全選挙区で3~4割の有権者が投票先を決めておらず、情勢が大きく変わる可能性がある。(敬称略)

 【1区】立憲民主党前職の西村智奈美がリードし、自民新人の塚田一郎が追う。西村は立民など野党支持層を固め、無党派層の5割に浸透する。塚田は自民からの支持が6割強にとどまり、無党派層からの支持も薄い。日本維新の会元職の石崎徹は広がりを欠く。

 【2区】自民前職の細田健一が安定感を増し、国民民主党新人の高倉栄と共産党新人の平あや子を引き離す。細田は自民・公明支持層を固め、無党派層にも浸透。全域に支持が広がる。立民など野党支持層は高倉、平だけでなく、細田も含む3人に分散している。

 【3区】自民前職の斎藤洋明がやや先行し、立民前職の黒岩宇洋が肉薄する。斎藤は自民、公明の支持層を固めており、村上市や郡部で支持を広げている。野党統一候補の黒岩は立民、共産の支持層をまとめつつあるが、大票田の新発田市周辺で伸び悩む。

 【4区】立民前職の菊田真紀子と自民新人の国定勇人が横一線で激しく競り合う。菊田は野党支持層の9割を固めた。国定は自民の約7割、公明の約8割の支持を得ている。無党派層の支持を分け合っており、投票先未定の残る3割の取り込みが勝敗の鍵を握る。

 【5区】序盤から先行する無所属新人の米山隆一を自民前職の泉田裕彦が追う。米山は立民、社民、共産をまとめ、中高年層に浸透。泉田は基盤の自民支持層固めを進め、長岡市で支持を広げる。無所属新人の森民夫は無党派層や同市以外での浸透が課題だ。

 【6区】自民県連会長の前職高鳥修一と立民新人で野党統一候補の梅谷守が激しく競り合う。高鳥は自民支持層の8割近くを固め、全域に支持を広げる。梅谷は無党派層に浸透。前回選で大差を付けられた糸魚川市で健闘している。無所属新人の神鳥古賛は厳しい。

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