前三条市長で自民新人の国定勇人さん(49)=新潟4区=は、比例復活での当選の報を受け、三条市の会場で「小選挙区を奪還できなかったのは私の力不足」と、悔しさをにじませた。

 午後11時半ごろ、立民前職の菊田真紀子さん(52)の当選確実が伝えられると、会場には落胆の声が広がった。しかし、数分後に復活当選の報が入ると、会場は一転し喜びの拍手が起こった。

 昨年10月、三条市長を任期途中で辞職。それ以来、地元選出の自民県議や市議らとともに、選挙区内を一軒一軒訪ね歩き、浸透を図ってきたが、小選挙区では競り負けた。

 国定さんはこれまで「新潟4区の発展には与党の国会議員が必要」と主張してきた。「比例復活という...

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