
佐渡島の金山のシンボル「道遊の割戸」
世界文化遺産の新規登録などを担う国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会で、議長国を務めていたロシアが任期途中で辞任していたことが11月29日、分かった。委員会は2022年6月にロシアで開催される予定だったが、ロシアのウクライナ侵攻を受け、無期限で延期されていた。同委が開かれないと新たな登録ができないため、24年の世界遺産登録を目指す「佐渡島(さど)の金山」への影響が懸念されていたが、正常化へ前進した格好だ。
武井俊輔外務副大臣が11月29日に開かれた衆院文部科学委員会で明らかにした。武井氏によると、日本時間の11月23日、ユネスコ事務局からロシアが議長国を辞任したという連絡があった...
残り349文字(全文:649文字)