「アルコール依存症は早期治療が大切」と語る若穂囲徹院長=新潟市東区の河渡病院
「アルコール依存症は早期治療が大切」と語る若穂囲徹院長=新潟市東区の河渡病院

【2021/01/20】

 アルコール依存症にならないためには、どうすればいいのだろう。県の「治療拠点機関」に指定されている河渡病院(新潟市東区)の若穂囲徹院長(62)に、アルコール依存症の症状や治療方法などを聞いた。

-アルコール依存症とはどのような病気ですか。

 「飲酒への強迫的な欲求のため、適切な飲み方ができなくなった状態で、誰でもなり得る病気だ。アルコールは身近で軽く考えられがちだが、長期・大量に使用すると脳がアルコールに耐性がつく。その状態が強まると、アルコールがないと不安定になり、手の震えなどの症状が出たり、飲酒を自分の意志でコントロールできなくなったりする。女性は肝臓が小さく血中のアル...

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