
ユネスコへの推薦が決まった佐渡金銀山のシンボル、道遊の割戸=28日、佐渡市
文化審議会が世界文化遺産の国内推薦候補に選定した新潟県の「佐渡島(さど)の金山」について、岸田文雄首相は28日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)に推薦すると表明した。岸田氏は「佐渡の金山はわが国にとって素晴らしい文化遺産だと確信している。登録実現に向けて政府一体となって取り組んでいく」と述べた。2月1日に閣議了解し、推薦書を提出する。登録実現に向けて関係省庁が参加するタスクフォースを設置する考えも示した。登録されれば本県初の世界遺産となる。
佐渡金山を巡っては、昨年12月に文化審議会が国内候補に選定した際、「政府内で総合的な検討を行う」と異例の文言が付された。その後、朝鮮半島出身者が過酷な労...
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