佐渡金山のシンボル、道遊の割戸
佐渡金山のシンボル、道遊の割戸

 世界文化遺産登録を目指す「佐渡島(さど)の金山」について、政府は1日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)への推薦を閣議了解し、正式決定する。その後、2023年のユネスコ世界遺産委員会での審査に向け、同日中にユネスコ世界遺産センター(パリ)に推薦書を提出する。

 提出すれば、ユネスコの諮問機関による現地調査を経て、23年夏に登録の可否が審査される見通しだ。ただ、朝鮮半島出身者が過酷な労働をさせられた現場だとして反発している韓国との対話を促され、審議を棚上げされる可能性もある。

 閣議了解に先立ち、外務省は31日、文化庁などと関係省庁連絡会議を持ち回りで開き、期限の2月1日までに推薦書を提出することを...

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