65歳以上を対象にした新型コロナウイルスのワクチン3回目接種が、新潟県内の多くの市町村で今月から本格的に行われている。新潟日報社の「もっとあなたに特別報道班」(もあ特)の会員向けアンケートでは、回答者の6割超が早期接種を希望した。また、米ファイザー製ワクチンを打ちたいとする人が米モデルナ製よりも多く、ファイザー製人気の傾向が伺えた。

 1月31日〜2月3日に無料通信アプリLINE(ライン)で、県内外の569人から回答を得た。

 回答者の479人(84%)が、3回目を「接種する(接種した)」とした。早期接種を希望する人は、「日時を前倒して早く接種したい」と「少しは早く接種したい」を合わせて359人(63%)だった=グラフ上参照=。

 3回目で使われるワクチンは1、2回目よりもモデルナ製が多くなっているが、「ファイザー製を接種したい」とした人257人(45%)に対し、「モデルナ製を接種したい」は42人(7%)、「どちらでも構わない」は225人(40%)だった=グラフ下参照=。

 早期にワクチンを打ちたいとする人からは「感染抑制のためワクチン接種を進めるべきだ」「接種の体制を速やかに整えてほしい」などの意見が寄せられた。

 一方、ワクチン接種を希望しない人は「国は接種のメリットとリスクを常に説明してほしい」「接種済みかどうかで差別はしないでほしい」などと訴えた。

◆多くの市町村が日程前倒し

 政府は当初、2回目から8カ月以上としていた接種間隔について、自治体に65歳以上は7カ月への前倒しを求め、さらに6カ月の短縮を要請した。県内の多くの市町村が、前倒しや接種枠拡大を進めている。

 県内最多の65歳以上がいる新潟市も前倒し枠を設け、早期接種を促している。しかし1日時点では、11日までの予約枠5800枠に対し、約半分が埋まっていない。

 新潟市は7カ月経過後(3月までに順次6カ月経過後)に接種できるよう接種券を郵送している。3日時点では昨年7月23日までに2回目を接種した人に送付した。

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 アンケートでは新型コロナウイルス3回目ワクチン接種について、多数の意見が寄せられました。一部を紹介します。

◎迅速な対応を

 「3回目のワクチン接種を希望する人には、前倒しを促進すべきだと思う。接種券が届いていない人でも予約を受け付けるべきで、この時こそマイナンバーカードを活用すべき」(新潟市西区、70代男性)

◎接種券が届かない

 「前倒ししたくても接種券が届かず、手続きできない」(東区、60代男性)

 「接種券が届いていない。情報提供不足だ」(秋葉区・60代男性)

◎ワクチン確保を

 「1、2回目のようにワクチン不足で接種が延期にならないようにしてもらいたい」(上越市、60代女性)

◎自分で選択したい

 「ファイザーかモデルナか自分で選択できるようにしてほしい」(南魚沼市、40代女性)

◎情報発信を

 「モデルナが敬遠されて3回目のワクチン接種が進まない状況。国は交差接種でも安全なことを科学的に説明すべきだ」(中央区、50代男性)

◎集団免疫形成へ

 「接種したくても健康上の理由でできない人もいるし、乳幼児もいるので、地域社会の集団免疫形成のためにできるだけ多くの人が接種した方がいい」(秋葉区、60代女性)

◎個人の自由

 「打つのも打たないのも自由にしてほしい。今の現状は打たないことが悪いことみたいな雰囲気がある」(中央区、30代女性)

◎常に予防に気を配る

 「アレルギー体質なので接種できない。他のワクチンもできないので、常に予防や体調管理に注意を払ってきた。罹患する危険性のためだけに、家族や友人との絆を断つような状況は早く終わってほしいと思う」(中央区、60代女性)