アオーレ長岡の地下駐車場の出入り口に設置されるウオーターゲート。水深50センチまで対応できるという=長岡市
アオーレ長岡の地下駐車場の出入り口に設置されるウオーターゲート。水深50センチまで対応できるという=長岡市

 今月中旬の記録的大雨で三重県四日市市の地下駐車場が冠水し、止めてあった約270台の車が水没した。本県には長岡市のアオーレ長岡など地下駐車場があるが、対策はどうなっているのか。新潟日報社の「もっとあなたに特別報道班」(もあ特)で調べた。

 (報道部・渡辺一弘、袖山小百合)

 JR長岡駅前に2012年に開館したアオーレ長岡。市役所本庁舎などが入る複合施設で、地下に103台分の駐車場を備える。大雨が降った場合は出入り口に設置するビニール製の止水板で浸水を防ぎ、ポンプ排水で対応する。四日市市の地下駐車場と同じ対策だ。100年に1度の大雨が降った場合の浸水想定50センチで設計され、これまでに冠水したことはないという。

 四日市市の駐車場冠水で要因に挙げられる一つは、...

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