[6月11日、ホーム京都戦]ベルギー1部・シントトロイデンへの移籍を決断したMF伊藤涼太郎にとって、才能を開花させた新潟での集大成の一戦となる。「気持ちは入ると思う。けど、いつも通りのプレーをしたい」。多くのサポーターの前で、持てる力の全てを出し切る。

 かねて海外志向だったが、決断には迷いがあったという25歳。今季はリーグ戦全試合に出場し7得点、4アシストと攻撃をけん引した。「このタイミング、チーム状況で出ていくことの申し訳なさはあった」

 ただ、「もう若手と言われる年でもない。これがラストチャンスと思った」。最終的に、幼少期からの夢を実現させることを選んだ。

 新潟でのラストゲームとなるが「目...

残り158文字(全文:458文字)