済生会新潟県央基幹病院=三条市上須頃
済生会新潟県央基幹病院=三条市上須頃

 3月1日開院予定の済生会新潟県央基幹病院(三条市上須頃)が完成し、竣工(しゅんこう)記念式典と一般内覧会が2月4日、行われた。「断らない救急」を掲げ、地域医療再編の核となる県央基幹病院は住民らの長年の悲願とあって、内覧会には約2500人が訪れ、救急外来などを興味深そうに見て回った。

 三条、燕、加茂、田上、弥彦の5市町村がエリアの県央医療圏は、年約8千件の救急搬送の25%が新潟や長岡などの圏域外へ搬送され、課題となっていた。

 県央基幹病院は年約6千件の救急搬送受け入れを目指して高度専門医療を集約し、31診療科を設置した。圏域内の病院と連携しながら「地域の患者を地域で診る」体制作りを進める。

 記...

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