日本精機(新潟県長岡市)は2月9日、2024年3月期の連結業績予想(国際会計基準)を上方修正して発表した。中国で四輪車用計器の受注が伸び、23年11月公表の純利益26億円を47億円に引き上げた。

 円安による為替差益や、繰り延べ税金資産の増加も織り込んだ。売上高に当たる売上収益は3千億円を3080億円に、営業利益は64億円を75億円とした。年間配当予想40円は据え置いた。

 9日発表の第3四半期(23年4〜12月)は、売上収益が前年同期比15・1%増の2296億4600万円、営業利益は4・5倍の66億3900万円、純損益は43億2100万円の黒字(前年同期は10億8900万円の赤字)だった。