新潟県病院局は2月14日、2024年度の県立13病院の病院事業会計予算案を発表し、全体の純損益が過去最大の43億円の赤字となる見通しを示した。当初予算編成の赤字は9年連続で、前年より赤字幅が28億円拡大した。新型コロナウイルス禍が収束しても受診控えが定着し、患者数が戻らなかったことなどが影響した。25年度末にも運転資金に当たる「内部留保資金」が初めて枯渇するとし、厳しい財政状況が明らかになった。

 花角英世知事は...

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