
厳しい経営が続く新潟県立病院について、県病院局は2月13日までに「経営強化プラン」の案をまとめた。将来的な医療体制を示す県の「グランドデザイン」を踏まえ、県立13病院の役割や機能を明確にした。2027年度までの黒字化を目指し、持続可能な医療を提供するための経営改善策などを盛り込んだ。パブリックコメント(意見公募)や県議会2月定例会での審議を経て、3月中に策定する。
プランは総務省の新たなガイドラインに沿った中期計画。新潟県立病院にはこれまでも中期計画があったが、少子高齢化など社会の変化を踏まえ、各病院の役割や方向性をより明確にした。計画期間は24〜27年度の4年間。
グランドデザインは新潟県...
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