
新潟市は2月15日、2024年度一般会計当初予算案を発表した。総額は過去最大の4185億円で、23年度当初に比べて208億円(5・2%)増え、初めて4000億円を突破した。能登半島地震からの復旧や防災対策に118億円を計上。被災者支援に力を入れながら、市民生活を支える機能向上などを図る。
増額は3年連続。地震対応のほか、人件費や扶助費の上昇が要因となった。
地震で被災した住宅の解体や市有施設の復旧を急ぐ。防災対策としては、避難所のスムーズな開設に向け、暗証番号で解錠するキーボックスの設置を拡充する。西区を中心に液状化による被害が大きかったため、被害の全体像を把握する調査なども行う。
救急医療...
残り523文字(全文:823文字)