東京マラソンを前に記者会見し、ポーズをとる(右から)其田健也、山下一貴、鈴木健吾、エリウド・キプチョゲら=3月1日、東京都内
東京マラソンを前に記者会見し、ポーズをとる(右から)其田健也、山下一貴、鈴木健吾、エリウド・キプチョゲら=3月1日、東京都内

 東京マラソンは3月3日、東京都庁前から東京駅前までのコースで行われる。パリ五輪男子代表の残り1枠が決まる「ファイナルチャレンジ」の最終戦。日本記録を持つ鈴木健吾(富士通)や山下一貴(三菱重工)を軸に争いが展開されそうだ。

 日本陸連の設定タイム、2時間5分50秒を突破した最速選手が選ばれる。該当者がいない場合は、昨秋の代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」で3位の大迫傑(ナイキ)が代表に決定する。

 鈴木はここ数年は故障続きで、MGCでも途中棄権。ただ、東京では2022年に2時間5分28秒で走った経験がある。順調に練習さえ積めていれば、最有力候補だ。前回大会で日本人1位だった...

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