ハラスメント防止条例案を全会一致で可決した糸魚川市議会=3月15日、糸魚川市議会議場
ハラスメント防止条例案を全会一致で可決した糸魚川市議会=3月15日、糸魚川市議会議場

 新潟県の糸魚川市議会は3月15日、議員同士や議員の市職員へのハラスメント根絶を目指す「ハラスメント防止条例」を全会一致で可決した。条文に、ハラスメントは他者に対して行われる悪質な行為で相手に被害を与える人権侵害だと明記。地方自治研究機構(東京)によると、ハラスメント条例の制定は新潟県内では初めて。条例は即日公布、施行された。

 今後は1年程度かけてハラスメントの防止、根絶に向けた行動指針をつくる。的確に対応するための相談体制の整備も課題となる。

 条例は、議員や職員の良好な職場環境の確立を目的とし、ハラスメントを「しない、させない、見逃さない」を基本理念とする。議員間や、議員から職員へのハラスメ...

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