
制作した短編ドキュメンタリーについて話す敬和学園大の髙橋彩香さん(左)と妻島優斗さん=新発田市富塚
新潟県新発田市の敬和学園大学3年の髙橋彩香さん(21)と妻島優斗さん(21)が、地元のフードバンクしばたの活動を取り上げた短編ドキュメンタリー「支援の輪」を制作した。作品は新潟県主催のコンクールで部門最優秀賞に選ばれた。2人は「経済的な困窮の問題がすぐ身近にあることを知ってほしい」と、作品に込めた思いを語る。
2人は大学で情報メディア論を学ぶ。地域に密着した企業や団体を調べる中で今回のテーマを選んだ。
作品では、フードバンクしばたの成り立ちなどを紹介。電話1本で申請を受け付け、翌日までに段ボール箱いっぱいの物資を届ける様子のほか、無料の学習塾や催しを通じて子どもの「体験の格差」を解消しようと...
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