世界遺産委員会の委員国を招いたセミナーで、佐渡金山について講演する花角英世知事=3月26日、フランス・パリ
世界遺産委員会の委員国を招いたセミナーで、佐渡金山について講演する花角英世知事=3月26日、フランス・パリ

 【パリ=遠藤寛幸・新潟日報本社記者】2024年の世界文化遺産登録を目指す「佐渡島(さど)の金山」について国際社会の理解を得ようと、新潟県の花角英世知事と佐渡市の渡辺竜五市長は3月26日、訪問先のフランス・パリで登録可否を判断する世界遺産委員会の委員国の大使らを招いたセミナーを開いた。

 花角知事は佐渡金山について「世界に類のない鉱山遺跡」と力説し、世界遺産にふさわしい価値があると強調した。

 セミナーは国連教育科学文化機関(ユネスコ)日本政府代表部が主催。日本を含む21カ国で構成する世界遺産委の委員国のうち、15カ国以上から約70人の関係者が参加した。