インターネットサイトの利用料名目などで計80万円をだまし取られたとして、新潟県上越市中郷区の60代男性が4月12日、妙高署に被害を届け出た。妙高署は特殊詐欺事件とみて調べている。
妙高署によると、男性の携帯電話に4月5日、実在する金融業者をかたったショートメールが届いた。男性が記載の番号に電話すると金融業者を名乗る男から「サイト利用の請求が10万円ある。立て替えたので支払って」と言われ、コンビニエンスストアで電子マネーカード10万円分を買い、番号を伝えた。
4月10日までに情報セキュリティ関連のNPO法人を名乗る男などから相次いで電話があり、指示通りに計70万円を指定された口座に振り込んだ。警視庁を名乗る男からも電話があり、不審に思った男性が妙高署に相談し、詐欺だと分かった。