新潟県は、市町村ごとの経済活動の規模や所得水準を示す2021年度の「市町村民経済計算」をまとめた。20年度比の経済成長率は23市町村がプラス、7市町がマイナスだった。最も増加幅が大きかったのは粟島浦村で前年度比69・4%増。大型公共事業が押し上げた。1人当たりの市町村民所得の最高額は聖籠町の429万円(前年度比0・4%減)で、12年度から10年連続トップ。市町村平均は292万1千円で、上回ったのは11市町村だった。

 新潟県全体の経済成長率は前年度比1・4%のプラス。プラス成長は3年ぶりとなった。総生産額は8兆9735億円で、新型コロナウイルス流行の影響で大きく落ち込んだ2020年度から125...

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