
花角英世知事(右)と面会したアゼルバイジャンのイスマイルザーデ駐日大使=4月15日、新潟県庁
アゼルバイジャンのギュルセル・イスマイルザーデ駐日大使が4月15日、新潟県庁で花角英世知事に面会した。花角知事は世界文化遺産1975年に発効した世界遺産条約に基づき、歴史的建造物や遺跡を対象にユネスコが人類共通の財産として登録する。国内では姫路城などが登録されている。世界遺産にはほかに、貴重な生態系などの自然遺産と、文化と自然の要素を併せ持つ複合遺産がある。登録の可否は世界遺産委員会が決める。登録を目指す「佐渡島(さど)の金山」「相川鶴子金銀山」と「西三川砂金山」の二つの鉱山遺跡で構成。17世紀には世界最大級の金の産出量を誇った。金の採取から精錬までを手工業で行っていた時代の遺構が残っているのは、世界的に例が少ないとされる。について、登録への協力を要請。大使は「サポートしたい」と応じた。今後の交流促進に関しても意見を交わした。
大使は2024年1月、新潟県などが飯倉公館(東京)で行った佐渡金山などの魅力を海外外交団に発信するレセプションに参加。これをきっかけに...
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