
人口戦略会議のシンポジウムで配られた資料=4月24日午後、東京都千代田区
民間組織「人口戦略会議」が東京都内で4月24日に開いたシンポジウムでは、新潟県内の全30市町村のうち、2014年の前回と同数の18市町村が将来的に「消滅の可能性がある」とされた。小千谷、糸魚川、阿賀野の3市が新たに該当した一方、前回は該当した柏崎、新発田の両市と刈羽村が外れた。新潟県内の自治体は厳しい状況を踏まえつつ、総合対策に努めたいと冷静に受け止めた。
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阿賀町は2020年と50年を比べた20〜39歳の女性の減少率が77・2%と、県内で最も大きいとされた。
野村秀樹副町長は既に人口全体が大きく減る推計が出ていたとし、「女性の減少だけが問題ではない。町全体で半減以上となることに、危機感を持っ...
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