自宅を改装した「久太郎」で「ゆっくりと休んでもらいたい」と話す杉﨑三代子さん(中央)とスタッフ=阿賀町平堀
自宅を改装した「久太郎」で「ゆっくりと休んでもらいたい」と話す杉﨑三代子さん(中央)とスタッフ=阿賀町平堀

 新潟県阿賀町津川の「狐(きつね)の嫁入り屋敷」で営業していた食事どころ「久太郎(きゅうたろう)」が、阿賀町平堀に移転オープンした。店主の杉﨑三代子さん(76)が自宅を改装した。これまでと同様、自家製のコメや野菜などを使った健康的で素朴な阿賀町の大地の恵みを提供する。杉﨑さんは「憩いの場として、昔のお茶飲み場のように使ってくれれば」と思いを語っている。

 久太郎は杉﨑さん宅の屋号で、2014年に「みんなが気楽に集まれる場がほしい」との思いで国道49号沿いの建物内に初めて店を構えた。名物のとろろ膳をはじめ、おふくろの味が人気だった。

 建物の老朽化に伴い2019年に狐の嫁入り屋敷に移転したが、施設の...

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