
妙高署の小泉衛署長から委嘱状を受け取る特殊詐欺被害防止推進員=新潟県妙高市の同署
新潟県妙高市の妙高署は架空請求や還付金詐欺を防ぐため、管内の5人に特殊詐欺被害防止推進員を委嘱した。高齢者らが集まる各種会合やイベントを通じ、最新の犯行手口や発生状況を紹介し、注意喚起をしてもらう。
4月中旬に妙高署で委嘱式があり、小泉衛署長が再任を含む5人に委嘱状を手渡した。任期は2024年5月1日から2年間。小泉署長は特殊詐欺のほか、交流サイト(SNS)を使った投資やロマンス詐欺が増えているとし「警察だけでは限界がある。みなさんの力を貸していただきたい」と呼びかけた。
新潟県上越市中郷区の妙高地区交通安全協会中郷支部長小嶋靖夫さん(79)は「詐欺被害に遭う人が減らない。活動できる場があれ...
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