新潟大の教授らが出版した「自然災害と地域づくり」
新潟大の教授らが出版した「自然災害と地域づくり」

 気象学などを研究する新潟大(新潟市西区)の教授らが災害への備えなどをまとめた書籍「自然災害と地域づくり」(朝倉書店)を5月、出版した。地球温暖化の影響や、水害などに強い地域づくりの実例を紹介している。

 新潟大の教授や弁護士ら8人が執筆。災害の実例などを紹介した「知る」、防災や地域づくりを考える「備える」に加え、災害復興を支援してきた弁護士らが生活再建制度などについてまとめた「乗り越える」の3部で構成した。

 新潟大工学部の長尾雅信准教授(46)=地域ブランディング=は、住民が地域を知り、場所への愛着や住民同士のつながりを強めることが「災害に強い地域づくりの素地となる」と記した。出版を前に能登半...

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