本堂の再建60周年に合わせて設けられた本妙寺の天井画=新潟県長岡市日赤町3
本堂の再建60周年に合わせて設けられた本妙寺の天井画=新潟県長岡市日赤町3

 新潟県長岡市日赤町3の本妙寺の本堂に、ハスやアサガオ、ボタンなどの花を題材にした24枚の天井画が設けられた。本堂の再建60周年に合わせた事業の一環で、市内在住の日本画家、浦上義昭さん(74)が制作を手がけた。柔らかな色彩の花々が本堂を彩っている。

 本妙寺は1945年の長岡空襲の戦火に見舞われ、本堂は64年に再建された。再建60周年の節目に、後世に受け継がれる物を残したいと願って、浦上さんに天井画の制作を依頼した。

 浦上さんは日本美術院の特待で、東大寺(奈良県)や太宰府天満宮(福岡県)など、国内各地の寺社に作品が収蔵されている。本妙寺の天井画は1枚82センチ四方で、自然の花々を繊細な描線で表現...

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