下町の小中高校の歴史や各所の石碑などを紹介する冊子

 新潟市中央区の下町(しもまち)地区にかつてあった小中高校の歩みや、この地区に点在する石碑を紹介する冊子を、住民有志が完成させた。市内でも少子高齢化が進む下町地区だが、作成したメンバーは「歴史をたどることで、現状を考えたり、興味を持ったりするきっかけにしてほしい」と期待している。

 冊子は「新潟市『しも』の市立小中高校閉校記念誌」と題し、閉校した小学校6校、中学校2校、高校1校の沿革や校歌、往事の写真などを掲載。また、寺町区域、入舟区域など8の区域ごとに、今も残る石碑を紹介している。

 冊子では、「下町」を、かつての人々が呼んでいたように「しも」と表現することにこだわった。

 下町地区にあった旧新潟...

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