
水道事業について専門家や市民が意見を交わした懇話会=5月13日、長岡市大手通2
2026年に給水開始から100年を迎える水道事業を維持していくため、新潟県長岡市は専門家や市民で構成する懇話会を設置した。水道に関する意見を聞き、水道管の老朽化といった課題を多面的に分析した上で、水道事業の最上位計画である「市水道事業経営戦略」の改定に反映させる。
長岡市では、見附市から給水を受ける中之島地域を除いて、約2400キロの水道管が敷設されている。そのうち29・2%にあたる約708キロの管が40年の法定耐用年数を超えるなど、設備の老朽化が課題となっている。能登半島地震で、老朽化した水道管の破損により断水が長期化するリスクが浮き彫りとなった中、耐久性の強化も急務だ。
懇話会のメンバー...
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