
長岡市墓園内に新設した共同墓=長岡市鉢伏町
新潟県長岡市は、遺骨を永年にわたって合同で管理する市営の共同墓を初めて設ける。少子高齢化が進み、身寄りの少ない高齢者が増える中、墓の長期的な管理の不安を解消し、供養する縁故者がいない無縁墓の増加を防ぐ狙いだ。
共同墓は、長岡市鉢伏町にある市墓園の一角に設ける。法令により、遺骨の返還要請に応じなければならない20年間は、遺骨を骨つぼに入れて収めるが、20年から先は納骨袋に移す。
共同墓のデザインは長岡造形大が担当。特定の宗教を思い起こさせないように配慮した。東側に向かって開く八の字形とし、昇る太陽の光が差し込むようにした。
骨つぼ200個分のスペースを用意し、2024年度は50個分を募集。5月...
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