「棚田みらい応援団」事業の一環で田植えを体験する参加者=上越市牧区
「棚田みらい応援団」事業の一環で田植えを体験する参加者=上越市牧区

 新潟県上越市牧区棚広集落で棚田の保全活動を支援する市民らがコシヒカリの田植えを行った。参加者は泥まみれになりながら、作業に汗を流した。

 新潟県の「棚田みらい応援団」事業の一環。棚田の維持管理に関心を持つ企業・団体を募り、農作業や環境保全活動を行う。都市部と農村の交流を促し、地域活性化を図る狙いがある。2024年度は20ほどの企業・団体が登録し、5月初旬の糸魚川での開催を皮切りに各地で活動する。

 上越市牧区では5月19日に行われ、参加者約50人が約10アールの田んぼに入り、苗を植えた。泥に足を取られるなど悪戦苦闘したが、地元農家からアドバイスを受けて作業を進めた。

 体験した女性(50)は「3度...

残り57文字(全文:357文字)