真剣な表情で応急手当訓練に取り組む葛塚中2年の生徒たち=新潟市北区葛塚
真剣な表情で応急手当訓練に取り組む葛塚中2年の生徒たち=新潟市北区葛塚

 新潟市北区の葛塚中学校の2年生約110人が、区内の31の施設や事業所で職業体験学習を行った。北消防署へは4人が訪れ、救命と消火の技術を学んだ。

 職業体験学習は2年生の総合学習の一環。ウイルス禍の影響で、葛塚中学校では5年ぶりの実施となった。

 北消防署を訪れた4人は5月16日、心臓マッサージと、自動体外式除細動器(AED)を使った心肺停止した人への応急手当を体験した。消防署職員から機器の仕組みや実施方法などについて説明を受け、生徒たちは人形を相手に悪戦苦闘しながら実践していた。

 体験した生徒(13)は「心臓マッサージは同じ強さ、速さで続けるのが難しかった。一緒に住んでいるおじいちゃんがもし倒れ...

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