中条小が所蔵する會津八一の書を見る子どもたち=胎内市大川町
中条小が所蔵する會津八一の書を見る子どもたち=胎内市大川町

 新潟県胎内市にゆかりがある歌人で書家の會津八一について学ぶ授業が、胎内市大川町の中条小学校で行われた。子どもたちは、学校が所蔵する八一の書を鑑賞するなどして足跡に触れた。

 八一の父は幼い頃、旧中条町で育ち、自身も太平洋戦争末期の1945年には1年ほど疎開した。八一の功績を学ぶ授業は市民でつくる「中条會津八一会」が協力し、胎内市内の小学校で毎年持ち回りで開かれる。2024年度は中条小5年生68人を対象に5月2日に開かれた。

 新潟市中央区の新潟市會津八一記念館の学芸員喜嶋奈津代さん(48)が講演。歌人や書家、美術史学者、教育者、新潟日報の姉妹紙「夕刊ニイガタ」を発行する会社の社長など、八一の多彩...

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