
能登半島地震の被災地に送付する報告書とCDを前に話す桜井俊幸さん=魚沼市小出島
新潟県魚沼市小出郷文化会館の元館長、桜井俊幸さん(68)=魚沼市小出島=が、中越地震や東日本大震災の復興事業で関わった文化芸術活動の報告書2冊を、能登半島地震で被災した石川、富山、新潟の3県の30自治体に送った。兄弟フォークデュオ「あんさ&おっさ」として活動する桜井さんは、自作の被災地応援歌のCDも同封した。能登半島地震の発生から間もなく5カ月、「文化や芸術を通じた被災者の『心の復興』がこれから必要だ。報告書が活動の参考になれば」と話している。
桜井さんは小出郷文化会館オープン前年の1995年から18年余り館長を務めた。報告書は、総合コーディネーターを担った中越地震復興事業「震災フェニックス...
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