ギャラリーで作品を眺める(右から)中林恭一さん、太田亜矢子さん、石澤啓一さん=加茂市加茂
ギャラリーで作品を眺める(右から)中林恭一さん、太田亜矢子さん、石澤啓一さん=加茂市加茂

 新潟県加茂市の加茂山公園内にある甘味処(どころ)「椿の家」2階に、器のギャラリー「うつわ杜(もり)」がオープンした。土日・祝日に開廊し、土の素朴な風合いがにじむ茶わんやカップを展示する。菓子店創業者で現役の菓子職人、中林恭一さん(80)がオーナーを務め「味わい深い、手作りの器の魅力を感じてほしい」と力を込める。

 中林さんは加茂市など3市町で4店舗を展開する「京家」会長で、椿の家は京家の姉妹店だ。ギャラリーは飲食や貸しスペースとしてきた約50平方メートルを活用し、3月末にオープンした。白を基調とした落ち着いた空間に、木の質感を生かした特注の棚を設けて作品を陳列した。

 「お菓子と器はつながりが深...

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