県農業再生協議会の通常総会=5月28日、新潟市中央区
県農業再生協議会の通常総会=5月28日、新潟市中央区

 新潟県内の2024年産主食用米の作付面積について、県内34の地域農業再生協議会(再生協)に県が聞き取りをしたところ、4月末時点で8再生協が前年より増やす見込みであることが5月28日、分かった。前年並みは25、減少は1。23年同時期の調査で増やすと回答した再生協は4だった。23年の品質低下からの挽回意欲が要因とみられる。

 23年、新潟県が公表した24年の主食用米の作付面積目標は、新潟県全体で9万9900ヘクタール(23年目標と同じ)、適正生産量は54・6万トン。

 県全体では「前年並み」だが、生産量が上振れする懸念があり、県農業再生協議会などは非主食用米への転換を働き掛ける方針だ。

 5月28日、...

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