大手コメ卸のヤマタネが開いた「持続可能な農業」をテーマとした研修会=5日、長岡市
大手コメ卸のヤマタネが開いた「持続可能な農業」をテーマとした研修会=5日、長岡市

 大手コメ卸のヤマタネ(東京)は5日、長岡市で県内のコメ生産者を招き、持続可能な農業をテーマとした研修会を開いた。気候変動や担い手不足などの課題を抱える中、市場への安定供給が続けられる産地をどうつくるかについて考えた。

 研修会はJAえちご中越(長岡市)の組合員らを対象に毎年開催。今回は約200人が参加した。ヤマタネの担当者やスマート機器メーカー、品種開発に携わる研究者らの講演に続き、生産者を交えたパネルディスカッションが開かれた。

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