国展彫刻の部で一般公募の最高賞「国画賞」に選ばれた益子康平さんの作品「ジロー」=上越市牧区
国展彫刻の部で一般公募の最高賞「国画賞」に選ばれた益子康平さんの作品「ジロー」=上越市牧区

 新潟県上越市牧区棚広の専門学校教員、益子康平さん(33)が国内最大級の公募展覧会「国展」の彫刻部で、一般公募の最高賞「国画賞」に選ばれた。牧区産のケヤキを使った受賞作は「ジロー」で、市立水族博物館うみがたりの国内最高齢のゴマフアザラシ「ジロー」がモチーフ。益子さんは「地元に後押ししてもらったように感じている」と感謝している。

 益子さんは横浜市出身。上越教育大大学院の美術コースで本格的に彫刻を始めた。東京で小学校の教員として働いた後、大学院時代に知り合った妻が牧区棚広の地域おこし協力隊として赴任するのに伴い、2022年に牧区に移住。市内の専門学校で造形表現論などを教えながら創作に取り組んでいる...

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