
開志学園高の生徒たちが、犯罪被害者遺族の講演を聞いた「命の大切さを学ぶ教室」=新潟市中央区南長潟
犯罪被害者遺族から経験や思いを聞く「命の大切さを学ぶ教室」が、新潟市中央区南長潟の開志学園高校で開かれた。新潟県内の傷害致死事件で息子を亡くした母親が登壇し、2年生約200人が、息子を理不尽な集団暴力で奪われた心の痛みや苦しみに真剣な表情で耳を傾けた。
県警本部と県が5月20日に実施。母親は講演で、事件から時間が経過しても現実は受け入れられず、息子と同年代の男の子を見るとつい目で追ってしまうという。今でも心に穴があいたままだと訴え、「加害者には一生罪の重さを背負って生きてほしい」と語った。
困り事や悩み事があったら、勇気を出して周りに助けを求めてほしいと呼びかけ、「命は一つしかない。家族と笑...
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