
町職員の不祥事を受けて記者会見を開き、謝罪する阿賀町の神田一秋町長(中央)=6月1日、阿賀町役場
新潟県阿賀町は5月31日、実際には上下水道の工事をしていないのに実施したと装い、工事の契約書など公文書を偽造したなどとして、建設課の主任を懲戒免職処分にしたと発表した。工事の遅れを隠すためだったとしている。町は6月1日、役場で記者会見を開き、この職員が2020年度以降に少なくとも106件の不適切な事務処理をしていたと明らかにした。町では23年も、元建設課職員が公金約6696万円を着服したとして懲戒免職となった。神田一秋町長は「昨年に続く不祥事で、町民や関係者にご迷惑とご心配をかけた」と謝罪した。
5月31日付で懲戒免職となったのは建設課下水道係の主任(45)。
元主任は、国庫補助金の交付を受...
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