毎日を過ごす「家」。皆さんにとって居心地のいい場所になっていますか? 住まいの機能や家具・インテリアなど、ちょっとした工夫やアイテムが家で過ごす家族との時間を豊かなものにしてくれるかも。フリーアナウンサーとして、また2人のお子さんのママとして日々奮闘する冨髙由喜さんが、毎日の暮らしを心地よくする情報を探しにいきます!


 こんにちは、冨髙由喜です。日頃、いかに時短で料理とダイエットと仕事と掃除ができるかに執念を燃やしていますが、片付けても片付けても結果、片付かない...と思っていたところ、新潟市東区のみはらしの丘に、片付け上手になるオフィス Hanako のモデルハウス「ハナコの家」があるらしい...という話をキャッチ。早速訪れてみました。

手洗い直行できる玄関から女性のアイデア満載!

 「どうぞお入りください!」 玄関先まで出迎えてくれたのは、整理収納アドバイザーでもある小野綾乃営業課長。シンプルながらスタイリッシュな外観の素敵なこの家にどんな仕掛けが詰め込まれているのかしらとワクワクしながらモデルハウスの玄関扉を開けてもらうと、まず玄関にびっくり!玄関が二つに分かれている!? 手前が広くてお客様用、奥が少しコンパクトに家族用と柱で分かれていて、さらに奥に壁? 壁の奥にはシューズクローゼットが広がりたくさん靴が置けますが、お客さんには見えないという仕掛け。見えないから扉はなし。匂いはこもらないし、大量の靴が玄関に散乱、という大惨事には決してならないその心遣い。そして家族用の玄関のすぐ脇には手洗い場。『家に帰ったらすぐ手洗いうがいの徹底』が叫ばれるようになってからもう1年半。どうしても洗面所に行き着く前にいろいろ触ってしまうんだな...と思っていたけれど、玄関に手洗い場、大正解! もう入り口で分かってしまった。このモデルハウスは女性目線、子育て中の主婦目線がふんだんに盛り込まれた家なのですね。

 

リアルな生活者の目線を考えた家造り

 「ただの目線ではないんです。実際に女性建築士が、家に帰ると主婦している社員のアイデアが、これでもかと詰まった家なんです」 。なんでも40人以上の社員はほぼ女性!

 実家が工務店で、元々大工になりたかったという渡辺さゆり社長が、子供を育てながら夜間学校に通い建築士に。そして自らの会社を立ち上げたのが始まりだというオフィス Hanako 。

 創業11年目も「子育て世帯に使いやすい」「家事動線に優れている」「お財布にも地球にも優しい」「建てて終わりでなくそこからが始まり」そんなコンセプトで家を造っているんだそうです。

リビングクロークやサンルームなど充実の利便性

 例えばリビング。何かと家族が持ち寄ったものでだんだん雑多になりがちですが、こちらには壁で仕切られた奥にリビングクロークが。一番下の段は子どもの勉強机としても使えます。

 集中できるのでリモートワークにもおすすめ! マグネットウォールに学校のプリントや文具なども貼り付けてしまいましょう。リビングクロークの左の縦長のスペースは、立てかけ型の掃除機がすっぽり収納できます。全てソファーのある寛ぎ空間からは見えません。見えない収納、これ最高です。片付けなくても片付いているということです。

 

 そして、ダイニングから続くキッチンカウンターは角がない!? どうして?「角がないのでぶつかって壁紙が剥がれてきたり、埃が溜まったりがありません。小さいお子さんも怪我しませんよ」。

 

 2階のたっぷり収納ウォークインクロゼットの奥には、洗濯機とアイロンがかけられる作業台、洗濯が干せるサンルームが直結。ここで読書やリモートワークもできるぐらい明るく広々とした空間に居心地の良さを感じます。ここがママの空間だとしたら、2階の広い踊り場は、子ども達のプレイルーム。部屋の外だから台所からでも声が聞こえるし、お友達が来てもここで楽しく宿題ができそうです。子供部屋が片付いていない! なんて時でもこの空間で遊べます(笑)。

 住んでみて初めて気付くポイントの数々が、女性建築士の技術でクリアされている!! なんでも暮らしのスペシャリストとしてテレビや雑誌でも長年活躍されている住まい方アドバイザー近藤典子氏の元で「住まい方アドバイザー」の資格を設計士全員が取得しているそうです。小野さん「全て根拠のある提案なんですよ!」...納得!

 

かわいいだけじゃない、ハイグレードな性能が標準仕様

 

 給湯器は低コスト、低エネルギーで、例えて言うならかの有名なハイブリッドカー『トヨタ・プリウス』という感じ。また地震などによる停電時、8秒で電力を切り替えます。家中の壁は『ハイクリンボード』と言って、ホルムアルデヒドを分解して除去する仕様になっているので、30度以上の気温で大気に舞うアレルギー物質を低減。アトピーや敏感肌などに悩むお子さん達にもすこぶる安心な家なのです。ペアガラスの窓のサッシは樹脂になっていて、結露なし。ということは夏はジメジメ、冬は暖房による結露でカビが生えてくるようなこともなし! この窓により、LDK床暖房とエアコン2台で冬は暖か、夏は涼しいんですって。財布に優しく、人や地球にも優しい、ベルス5つ星の基準をクリアした長期優良住宅仕様だそうです。

 また制震装置『evoltz』が震度1から反応するのも、近年地震が多い新潟だからこそより安心できる材料。ここまで一緒に住む家族のことや、実際住んでみてからの状況を考え尽くした家、ありますか?

「この家をば、我が家とぞ思う収納の 欠けたることも なしと思えば」

勝手口付きインナーガレージの前で。小野さん、ご案内ありがとうございました

◆オフィス Hanakoのまちかどモデルハウスの予約サイトは >>こちらから

<冨髙由喜 とみたか・ゆき>
兵庫県出身、新潟市在住。UX新潟テレビ21に入社後、アナウンサー兼記者として夕方のニュースキャスターを8年程務め、途中、局内のアナとして初めて産休育休を取得。
テレビ朝日系列記者賞と系列ドキュメンタリー制作賞受賞。2020年からフリーアナウンサーとしてテレビCMや企業VPのナレーションや出演、ラジオパーソナリティー、サッカー雑誌のライターなどを担当。10歳と5歳の子どもを持つママ。