3月に開院した済生会新潟県央基幹病院=三条市
3月に開院した済生会新潟県央基幹病院=三条市

 新潟県福祉保健部は、3月に開院した済生会新潟県央基幹病院(三条市)の救急搬送状況(3、4月分・速報値)などを発表した。受け入れは948人で、再編統合対象となった燕労災病院(燕市)、三条総合病院(三条市)が前年同時期に受け入れた計580人から大幅に増加した。医療圏域外への搬送は14・8%で前年同時期から6・3ポイント減り、改善した。

 福祉保健部は、基幹病院が目的とする救急対応機能の向上が図られたと評価している。一方、入院の必要がない軽症の救急患者が多いため、地域の医療機関との役割分担について、住民への啓発を続けるとした。

 また、3月の収支状況も公表した。経常損益は4億5900万円の赤字だった。...

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