
重症の入院患者を乗せ、2階の救急搬送口に向かう消防の救急車。県立燕労災病院から、新潟県央基幹病院へ次々と患者が移送された=1日、三条市上須頃
「断らない救急(ER救急)」を掲げ、新潟県央地域の医療再編の中核となる済生会新潟県央基幹病院(三条市上須頃)が3月1日、開院した。基幹病院へ移行し閉院する県立燕労災病院(燕市佐渡)から22人の入院患者を移送。スタッフも移り、救急対応が始動した。県地域医療政策課は「トラブルなく移行が完了し安堵(あんど)している。地域の急性期医療を支える病院として住民の期待に応えたい」としている。一般外来は4日に始まる。
燕労災と同様に移行・閉院する、厚生連三条総合病院(三条市塚野目5)の入院患者はいなかった。県によると、当初は燕労災と三条総合の2病院から最大計80人ほどの患者移送を想定していたが、圏域内外の病...
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