ゴマフアザラシの「ホゴ」(マリンピア日本海提供)
ゴマフアザラシの「ホゴ」(マリンピア日本海提供)
水面から顔を出し休むゴマフアザラシの「ホゴ」(マリンピア日本海提供)

 新潟市水族館「マリンピア日本海」は6月4日、飼育していた雄のゴマフアザラシ「ホゴ」が死んだと発表した。推定年齢は30〜31歳。死因は肺炎とみられる。水面に顔を出して休む姿が人気だった。

 ホゴは1995年に新潟県新発田市の藤塚浜で保護されマリンピアで飼育が始まった。保護された当時、下顎を骨折し両目を失明している瀕死(ひんし)の状態だった。体調の回復後は順調に成長し、子孫を残した。

 マリンピアによると、ゴマフアザラシは現在繁殖期と換毛期が重なり、食欲減退の傾向が見られる。ホゴも5月以降エサを完食しない日があったが、5月28日に体調が急変し、29日朝に死んだ。マリンピアの飼育担当者は、「保護したと...

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