
白根大凧合戦で、能登半島地震の被災地の復興を祈って揚げられた大凧=6月6日、新潟市南区の中ノ口川堤防
新潟市南区の白根大凧合戦が6月6日、南区の中ノ口川堤防で開幕した。300年以上の歴史がある伝統の戦いを見ようと多くの見物客が訪れ、24畳サイズの大凧が大空を勇壮に舞う姿を楽しんでいた。
大凧合戦は、中ノ口川を挟んで東西両軍に分かれた凧組が大凧や、巻凧と呼ばれる六角凧を揚げる。空中で凧の綱を絡めて、どちらかが切れるまで引き合い、勝負を決める。
2024年は初めに、1月に発生した能登半島地震の被災地復興を祈願した大凧が揚げられた。その後も絶好の「北風(しもかぜ)」に恵まれて、多くの合戦が成立。「ぱんっ」と綱が切れて勝敗が決まると、勝った凧組が飛び上がって喜ぶ姿も見られた。
神奈川県から訪れた会社...
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