
小学生と一緒に低木の伐採や下草刈りをしながら里山の魅力を伝える「妙高里山保全クラブ」の沖川庄平会長(左)=妙高市関山
新潟県妙高市の高床山森林公園周辺の環境保全に取り組む市民団体「妙高里山保全クラブ」が今夏、結成20年を迎える。荒れた森林の間伐や下草刈りの作業を月2回行い、ササユリなどの花の生育環境を保全。活動が評価され、2024年4月に緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰を受けた。関係者は、里山は手入れをしないと5年ほどでやぶになるとし「他団体と連携して、市全体で里山再生の機運を盛り上げたい」と話している。
クラブは2004年8月に発足。元上越教育大教授で元妙高市教育長の濁川明男さん(78)が、高床山森林公園周辺をかつてのような里山に整備しようと、市役所や市民団体に持ちかけ、賛同した22人が参加した。
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