
佐渡博物館に新設された「サドムカシツチクジラ」のコーナー=佐渡市八幡
新潟県の佐渡島内で発見され、ツチクジラ属として世界最古の化石と確認された「サドムカシツチクジラ」を紹介するコーナーが、佐渡市八幡の佐渡博物館に新設された。化石のレプリカに加え、生息していた当時の様子が分かる巨大な絵も展示。市ジオパーク推進室は「絵と合わせて見ることで、化石が生きていた時代をよりイメージしやすくなる」とPRしている。
サドムカシツチクジラは1960年代に小木堂釜(おぎどうのかま)の素浜(そばま)海岸南部で発見されたクジラの頭骨化石。2021年に飯田市美術博物館(長野県)の川谷文子学芸員=上越市出身=らが、ツチクジラ属として世界最古の化石であり、新種だと断定する論文を発表した。2...
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