
「どうにか3年続けられた。多くの人に食べてほしい」と意欲は尽きない「りょうこのギーザ」の川西涼子さん=佐渡市千種
新潟県佐渡市金井地区の住宅街にたたずむ小さなプレハブ。かわいらしい似顔絵と「りょうこのギーザ」と書かれたのぼりが立つ。かつて夫と名物居酒屋「味の丸泰(まるたい)」を営んでいた川西涼子さん(63)が、1人で切り盛りするギョーザのテイクアウト店だ。開店から3年。丸泰同様に「地域で愛される店になりたい」と奮闘。スーパーなどでも取り扱われ、根強い人気がある。ユニークな店名には、亡夫への思いも込められている。
涼子さんは鹿児島県出身。関東地方にいた35年ほど前、夫の明夫さんが佐渡のラーメン店を手伝った縁で佐渡へ移住した。その後、明夫さんとともに金井地区で丸泰を開いた。娘も手伝い、地元のグルメイベントで...
残り755文字(全文:1055文字)